認めたくなかった

まだ元彼との失恋の傷をひきずっているのに。
バイト中とある友人からメールが来た時、思わずほころんだ口元。
暖まったこころ。
恋愛に関して、君は馬鹿かとネスティ(サモンナイト2のメガネキャラ)に言われそうな程消極的で破滅的な行動を取ってしまう私。


認めたくなかった。
友達でいい、こいつはダチなんだと半ば無意識に押さえ付けていた。
もう半分はきっとわかっていた。
近付き過ぎると壊してしまうから。
でも駄目だ。気付いてしまった。


私は恋をしている。
決して叶う事のない、しかし強く強く真っ直ぐな恋をしている。
相手は地方から来た大学生。
4年後、卒業したら地元に戻るのだという。
千葉から遠く離れた仙台、もしくは山形に。


彼は私のことを大切な友達と思ってくれていて、…それ以上は無い。
無いんだよ。



あーあーあーあーあー悩み事がまた増えた。
でもその人とは今週以内に会える。
それだけで嬉しい。
幸福感に満たされる。
だからその時は自分の心を叩き潰してぶち殺して。
友達として接します。
それで彼と会えるなら、それで、いい。


会えるだけでいい。
それ以上は望んではならない。
諦めるんだ。
諦めるんだぞ、私。
今の関係で満足をしろ。
高望みはするな。
分かったな。分かったか。
…よし。


それでは明日も(いやもう今日か)バイトです。
職場では明るく元気、よく働くお笑い担当お馬鹿な小娘を演じるんだ。
出来るな?…うん。


頑張ろう。
大嫌いな言葉だけど、「頑張ろう」。
早く社会的に一人前として認められるように。
まずはそこからだ。
恋なんてしている暇があったら働け。


脳内BGMはGO!GO!7188/浮舟でお送りしました。