やってしまった

右腕リストカット
ずっと我慢できていたのに。
何かが私の中で弾けた。
もう限界なんてとっくに越えてた。


愛しくて。
恋しくて。
会いたくて。
でも二度と会えないだろうひと。
それでも恋しくて、恋しくて、
ああ、まだ吹っ切れてないんだなあって。
何ヶ月前に別れたんだよお前って感じだけど。
傷は深い。
誰かに電話しそうになったけど、きっと泣いてしまいそうだった。
だから涙を流す代わりに血を流した。
血は赤かった。
舐めてみた。
鉄の味がした。
もっと切った。
もっと血が出た。
だからまた舐めた。
繰り返し。


どうしたらいいんだろう。
どうしたら吹っ切れるんだろう。
いつまで私はこの失恋を引きずるんだろう。
何度名前を呼んでも、もう返事なんて来ないのに。
悲しい。
恋しい。
こんなにも好きだなんて思わなかった。
Coccoを聞きながら泣いている。
悲しい。
悲しい。


せめて幸せになって下さい。
私は一生幸せになれないから。
あたしの分まで幸せになって下さい。
そうしたらこの両腕の傷にも意味が出来るのかな。